【イベント出展】SCA/HPCAsia 2026 出展レポート
2026年1月26日(月)~1月29日(木)にアジア最大級のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)に関する主要な国際会議イベント「SCA/HPCAsia 2026」が、大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)にて開催されました。 本会議のテーマは「Everything with HPC ― AI, Cloud, QC and Future Society(すべてをHPCとともに―AI、クラウド、量子計算、そして未来社会)」。AI・クラウド・量子計算とスーパーコンピューティングのコミュニティが一堂に会し、登録参加者数は2,600名超を記録しました。 「SCA(SupercomputingAsia)」と「HPCAsia」の合同開催は2023年のシンガポール大会に続き2回目、日本では初の開催となります。 GMOインターネットはダイヤモンドスポンサーとして本会議に参加し、「GMO GPUクラウド」の「NVIDIA HGX B300(以下、NVIDIA B300)」を搭載したサーバー筐体やNAMD・LAMMPSによるベンチマーク結果を展示、またチューリング株式会社様、デル・テクノロジーズ株式会社様、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)様、株式会社QunaSys様にご登壇いただいたブース内でのセッションも、連日、多くのお客様で盛況となった3日間の模様をレポートします。 目玉は「NVIDIA B300」国内初級の実機展示とベンチマーク結果の公開 今回の出展で最大の注目を集めたのは、次世代アーキテクチャBlackwellを採用した最新の「NVIDIA HGX B300(以下、NVIDIA B300)」を搭載したサーバー筐体の実機展示に加え、学術研究で多用されるNAMDやLAMMPSによる最新ベンチマーク結果を公開 出展のテーマ:『FLOPS』から『TTS(Time to Solution)』へ 「GMO GPUクラウド」を大学・研究機関を中心としたHPC/AIユーザーの皆さまにご紹介するとともに、 GPUクラウドサービスの価値は『計算機性能(FLOPS)』ではなく研究成果に直結する“時間(Time to Solution: TTS)”の短縮として捉え直していただくことである」というメッセージを発信させていただきました。 研究の“時間(Time to Solution: TTS)”を短縮するGPUクラウド活用 に関する詳細の記事はこちら ブース展示 ブースには、計算科学やHPC・並列計算、ロボティクス分野の研究に携わる多くの来場者が訪れ、終日賑わいを見せました。初めて目にするB300の実機展示には特に関心が集まり、仕様や活用方法について質問が飛び交うなど、高い注目度がうかがえました。 理化学研究所計算科学研究センター長 松岡聡 氏、ならびに理化学研究所理事長 五神真 氏にもブースにお立ち寄りいただき、日本の研究基盤を支えるクラウドインフラとしての期待を寄せていただきました 多彩な知見が交差した「ブースセッション」 会期中は、業界をリードするパートナー各社との共演により、理論から実装、そして未来予測まで多角的なセッションを展開しました。ブース展示ではGMO GPUクラウドのサーバーと運用支援を提供するパートナー デル・テクノロジーズ様、販売パートナーの伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)様にもご協力いただきました。 各社の強みを生かし、実際の導入・運用を想定した構成やユースケースを交えながら、GMO GPUクラウドの特長や価値を来場者の皆さまにお伝えしました。 Exhibitor Forum(出展者フォーラム) 出展者が15分間のプレゼンテーションを行い、最新技術や製品、各社の取り組みを紹介するExhibitor Forum。 GMOインターネット ドメイン・クラウド事業本部GPUクラウド事業部 藤間 裕史が登壇し、「Adapting to Changes in Research Infrastructure」をテーマに、研究用途における計算インフラの変化や、本展示会における当社出展内容の見どころについて紹介しました。 Lunch Speaker Session(ランチスピーカーセッション) NVIDIA エンタプライズ マーケティング部 シニア マーケティング マネージャ 愛甲 浩史氏とGMOインターネットのシステム本部 仮想化・共用技術チーム 大川 将史による共同セッションを実施しました。GMOインターネット・大川は「HPCのクラウドサービス化に向けた挑戦 ~ジョブスケジューラへの飽くなき追及~」をテーマに、GPUジョブスケジューラの最適化といった技術論から、クラウド活用の戦略的メリットなど技術的な取り組みを紹介しました。また、NVIDIA・愛甲氏からは「HPCをクラウド環境で実行するメリット・デメリットについて」解説が行われました。両社の知見を通じ、HPCおよびAIを実務で活用できるクラウドとして提供する「GMO GPUクラウド」の強みが示されるセッションとなりました。 展示ブースセッション 出展ブースではブースにてサービスをご紹介いただいたデル・テクノロジーズ株式会社様、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様、株式会社QunaSys、そして「GMO GPUクラウド」をご利用いただいているチューリング株式会社様によるブースセッションも開催されました。 -GMOインターネット株式会社 「HPCのクラウドサービス化に向けた挑戦 ~ジョブスケジューラへの飽くなき追及~」 インフラ・運用本部 プロジェクト統括チーム エグゼクティブリード 佐藤 嘉昌氏 システム本部IaaSチーム 木村 洸太氏 -チューリング株式会社様 「自動運転・AI開発」 インフラチームリーダー 渡辺 晃平氏 -デル・テクノロジーズ株式会社様 「GMO GPUクラウド」を支えるストレージ基盤として、スケールアウト型分散ファイルストレージ「Dell PowerScale」 インフラストラクチャー・USD営業本部 落合 牧人氏 -伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様 「2030年AGI時代の到来:巨大化するAIクラスタと日本企業が今取るべき行動」 Sales & Solutions Engineerin Director 芦田 昌之氏 -株式会社QunaSys 「QunaSysの事業および研究開発の取り組み紹介 」 事業開発担当 渡辺 海氏 -伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様 「量子とHPCの融合が拓く新次元の産業実装 QunaSysの最新研究と『Cubit X』が加速する未来」 テクノロジー戦略グループ フロンティア技術戦略部量子コンピューティング技術戦略課リードスペシャリスト 松本 直樹氏 最後に 「SCA/HPCAsia 2026」を通じて、私たちは多くの研究者・技術者の皆さまの研究に対する情熱に触れることができました。 GMOインターネットは、単なる「計算リソースの提供者」ではなく、皆さまの研究・開発時間を最大化するパートナーとして、これからも進化を続けます。 当日ブースにお越しいただいた皆さま、並びにご協力いただいたパートナーの皆さまに、厚く御礼申し上げます。