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人類のグランドチャレンジ「完全自動運転」。チューリングは今回、その挑戦を次のフェーズへ進めるためにシリーズA 1st Closeとして152.7億円の資金を調達しました。 これまで積み上げてきた技術開発を基盤に、ここからは計算リソース、データ拡充、組織体制の強化をさらに進め、技術と事業の両輪を本格的に回していきます。
今回は資金調達を記念し、シリーズA 1st Closeの出資者であるGMOインターネットグループ株式会社 グループ専務執行役員 内田 朋宏様、 GMOインターネット株式会社 代表取締役 社長執行役員 伊藤 正様、そしてチューリング代表取締役CEO 山本 一成による鼎談をお届けします。
— 本日は、お時間をいただきありがとうございます。早速ですが、まずはGMOインターネットグループ様がなぜチューリングに出資を決めてくださったのか、というところからお伺いしたいと思います。
伊藤: ありがとうございます。まず、我々GMOインターネットグループのAIに関する直近の取り組みについてお話しさせてください。我々は、インターネットが始まったときから、インターネットのインフラ、ドメイン、プロバイダー、レンタルサーバーといった分野にコミットし、成長してきました。
我々は産業革命のサイクルを「55年」と捉えており、1995年のWindows 95誕生以降をインターネット革命の始まりと見ています。そして昨年、ChatGPTが登場して生成AIが急激に普及したことで、この55年サイクルの後半戦は「AI革命」が訪れると確信しています。
現在、グループを挙げてAI強化を進めています。取り組みは3つです。1つ目は、全社でAIを使いこなし業務効率を上げること。2つ目は、既存サービスにAIの仕組みを導入し、質を向上させること(例:カスタマーサポートのAI化や、AIによるホームページ作成など)。そして3つ目が、私自身が担当している「GMO GPUクラウド」といった、新しいAI領域へのチャレンジです。
こうした中で、AIを強化するというキーワードに基づき、様々な企業へ出資させていただいています。チューリングさんへの出資理由については、投資担当の内田からご説明します。

内田: チューリングさんへの出資を決めた理由は、主に3点あります。

1つ目は、チューリングさんがトップクラスのAIエンジニア集団であるという点です。そして、自動運転の分野では欧米系のプレイヤーが先行する中、「国産」でこの挑戦を成し遂げようというビジョンに強く共鳴したことです。
2つ目は、事業上のシナジーです。チューリングさんのチャレンジに、我々の最先端GPUインフラを活用していただくことで、その過程で得られたチューリングさんのノウハウや知見が、我々GMOインターネットグループのプロダクトにフィードバックされ、品質向上に繋がるというシナジーの部分が大きく魅力的に映りました。
3つ目は、将来的な展望です。自動運転は自律走行するロボットとも言えます。今後ヒューマノイドロボットが普及していく中で、自動運転で培われたチューリングさんのノウハウや知見が、ヒューマノイドの分野で大きなヒントを得られるのではないか、という期待があります。
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