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【イベント出展レポート:JANOG58】-GMO GPUクラウドのネットワーク性能を紹介

2026年7月15日(水)~17日(金)の日程で、愛媛県松山市にてJANOG58ミーティングが開催されました。GMOインターネットは最上位ランクである「金亀(きんき)スポンサー」として出展し、チェックインコーナー正面の2つのブースにて、「GMO GPUクラウド」のGPU間通信速度を体感していただくデモ展示、データセンターにおける光ファイバの保守点検方法の紹介、さらにIOWN APNを活用した次世代分散型AIインフラの技術実証に関する紹介などを行いました。

JANOGとは

JANOG(Japan Network Operators’ Group)は、インターネットにおける技術的事項およびそれにまつわるオペレーションに関する事項を議論・検討・紹介することにより、日本のインターネット技術者および利用者に貢献することを目的としたグループです。

JANOG58ミーティングは、テーマ「技術の成熟と次代への継承」のもと、日本全国から多くのネットワーク関連技術者が集まる、国内最大級のインターネット技術者コミュニティの会合となりました。今回はAI時代を色濃く表す展示やセッションが数多く見られ、GPUサーバーに関する展示以外にもAI時代のセキュリティ、ネットワーク運用、データセンター内光配線など幅広いテーマが扱われていました。

出展テーマ:GPU性能を活かすネットワーク構成

AI開発・推論などのワークロードにおける競争力は、GPUの性能だけで決まるものではありません。GPU間・ノード間の通信がボトルネックになれば、いくら高性能なGPUを並べても学習・推論の速度は上がりません。GPUの性能を最大限に引き出せる優れたネットワークや、それを安定的に運用する体制もまた、競争力を左右する非常に重要な要素です。

「GMO GPUクラウド」のネットワークに焦点を当て、GPUの計算性能を最大限に発揮させるネットワーク構成と、それを支える運用品質を、体感していただく展示を行いました。

GMO GPUクラウドの展示

前述の出展テーマに基づいて、パネル展示及び実演デモを行いました。

■GMO GPUクラウドのネットワーク構成について

商材説明パネルでは、GMO GPUクラウドのサービス概要に加え、採用しているネットワーキングプラットフォーム「NVIDIA Spectrum-X™イーサネットネットワーキングプラットフォーム」に焦点を当てた商材説明パネルも展示しました。

NVIDIA Spectrum-Xは、AI向けに構築された初のイーサネットファブリックであり、従来のイーサネットファブリックと比較してネットワーク性能を1.6倍に向上させます。NVIDIA Spectrum SN5600イーサネットスイッチとNVIDIA BlueField-3 SuperNICで構成され、適応ルーティングと混雑制御によってAIワークロードに最適化された高性能なネットワーキングを実現します。

「GMO GPUクラウド」は、NVIDIA Spectrum-Xを国内クラウド事業者として初めて採用し、お客様のワークロードにかかる時間短縮に貢献してきました。

■ NVIDIA® BlueField®-3 SuperNIC ライブデモ

コンシューマ向けデスクトップPCをベースに、PCIe 5.0 x16スロットにNVIDIA BlueField-3 SuperNICを搭載した検証機を2台用意。2台を接続して検証環境で400Gbpsの通信速度を引き出す検証ライブデモとして展示しました。会場内は参加者の熱気に呼応するかのように気温も高く、デスクトップPCのファンに加えNICの端子に向けて外部ファンの風も当てていましたが、何度もHigh Tempartureでのエラーが出てしまいました。逆説的にこれほどの性能を出して行うAIワークロードとその端末は、データセンターにて適切な冷却を行うことで初めてフルスペックで運用することができるということが示されました。

実際に展示したNVIDIA BlueField-3 SuperNICの様子

■ SUMIX Manta W+ライブデモ

データセンター内の光ファイバコネクタ端面を検査する、Sumix社製の携帯型マイクロスコープ「Manta W+」を展示し、コネクタ端面に汚れがあるケーブルと汚れのないケーブルを用意し、それぞれの検査結果の違いを見ていただくライブデモを実施しました。400Gクラスの高速光通信では、コネクタ端面にわずかな傷や汚れがあるだけで信号品質が劣化し、パケットロスや通信断につながります。

Manta W+によるコネクタ端面の検査は、こうした高速ネットワークの安定運用を支える重要な工程です。今回のデモでは実際の検査の様子を実演し、構築作業における安全・安心をアピールすることができました。

■ 「IOWN APN」を活用した次世代分散型AIインフラの技術実証

2025年11月から12月にかけてNTT東日本株式会社、NTT西日本株式会社、株式会社QTnetと合同で実施した技術実証についての紹介を行いました。

本実証は、「GMO GPUクラウド」のGPU(AIの演算装置)と大容量ストレージ間を「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network) APN(All-Photonics Network)」を活用して東京-福岡で接続する取り組みとなります。詳細については下記プレスリリースをご覧ください。

『GMO GPUクラウド』と低遅延回線『IOWN APN』を活用した次世代分散型AIインフラの技術実証を開始 | GMOインターネット株式会社

当日の様子

3日間を通じてのべ約3,700名が来場し、展示エリアには時間帯を問わず多くの参加者で賑わっておりました。また、開催地である愛媛県にちなんで用意された蛇口から出るみかんジュースには常に行列ができており、会場の賑わいを象徴する光景として印象に残りました。

来場者は各企業のインフラ・AIエンジニアの方々を中心に、大学・研究機関の研究者や学生、官公厅の方々など幅広い層にわたりました。3日間を通じたブース来訪者は約650名にもおよび、AI研究・開発におけるGPU計算基盤への関心の高さがうかがえました。ご質問の内容も、GPUの性能やネットワーク構成といった技術的な観点にとどまらず、データセンターの運用体制、さらには実際の導入企業やユースケースに関するものまで多岐にわたり、AI基盤に対する関心の広がりと深さを感じさせるものでした。

当日の会場の様子。連日多くの方でにぎわっていました。

まとめ

今回の出展では、BlueField-3や光ファイバー端面検査の実証デモに強い関心が寄せられ、具体的な質問も数多くいただきました。

実機を用いたライブデモを行ったことで、パネル紹介だけでは伝えきれない手触り感を持って、「GMO GPUクラウド」の技術力を体感していただけたのではないかと考えています。

AIの計算基盤を支える技術は、GPUチップの進化だけでは完結しません。ネットワーク性能、物理層の保守運用、そして拠点をつなぐ広域インフラまでを含めた総合力が問われる時代に入っています。「GMO GPUクラウド」は、今回の出展で得た知見や対話を糧に、AI開発を支える基盤としての価値を高めてまいります。

また、今後もJANOGをはじめとしたコミュニティへの参加を継続し、インターネット技術の発展に貢献してまいります。

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