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2025年1月28日(火)、NVIDIA社・DELL社・CTC社・GMOインターネットの4社共催による特別招待制AIセミナーでの講演内容をダイジェストでお伝えします。
本セッションは、『実演で感じるGMO GPUクラウド』~ DELLテクノロジーズ AI Specialist と語るサービスの強みとは?~ と題して、デル・テクノロジーズ株式会社 データワークロード・ソリューション本部 シニアシステムエンジニア, AI Specialist | CTO Ambassador 増月 孝信氏と、GMOインターネット ソフトウェア・仮想化技術部 仮想化技術チーム エンジニア 大川 将史の2人が登壇しました。
生成AIの進化に伴い、その基盤となるコンピューティング環境の重要性がこれまでになく高まっています。その中で、GMO GPUクラウドは圧倒的な計算能力と、スケーラブルなインフ環境構築の柔軟性を兼ね備えた次世代AI基盤として注目を集めています。
はじめに大川から「GMO GPUクラウド」のサービス特徴について説明を行いました。GMO GPUクラウドは、経済産業省のクラウドプログラムの認定を受け、NVIDIA H200 Tensor Core GPUを国内最速で提供。さらにNVIDIA H100との性能差においても社内で実施したベンチマーク結果に触れ、その圧倒的な計算能力がAIアプリケーションの実行時間を大きく削減すること、環境構築不要で開発に専念できるGPUクラウドサービスであることが紹介されました。
増月氏は、GPUのNVIDIA H200がNVIDIA H100と比較してメモリ容量の増加やメモリ帯域幅の拡張など、性能が飛躍的に向上していることを指摘しました。
スーパーコンピューターランキングTOP500において、世界で37位にランキング、国内第6位、国内商用向けクラウドサービスとしては1位のサービスとして、「TSUBAME4.0」に匹敵する性能を、より少ないノードとGPU台数で実現しています。これはNVIDA H200 Tensor Core GPUの性能の高さに加え、AI向けイーサネットネットワーキングプラットフォームとして、国内クラウド事業者ではNVIDIA Spectrum-Xを初採用したことによるものです。結果としてコストパフォーマンスの高い計算資源を提供していることが言及されました。
GMO GPUクラウドを支える、高密度GPUサーバー「PowerEdge XE9680」。DELL社の管理機能「iDRAC」を活用し、XE9680の消費電力や温度をリアルタイムで監視できる機能など、サーバー管理者目線での利便性が説明されました。
デモの実演では、BERTを用いた日本語Pre-TrainedモデルをSFTし、文章のネガティブ・ポジティブ判定を行うというものです。すでに公開されているAmazon日本語レビューのデータセットを学習させ、ファインチューニングを行います。「GMO GPUクラウド」の「NVIDIA H200 TensorコアGPU」は2ノード用意し、16枚のGPUを割り当ててSFTを実行します。完了まで約10分…と画面に表示されると、増月氏は「TPUだとこの10倍はかかると思う」とコメントされました。
実行中の時間を利用して、「GMO GPUクラウド」のデータセンターの高い冷却性能がサーモグラフィー映像を交えて紹介され、高負荷時でも性能低下がなく、かつ負荷が終了すると温度が速やかに下がる測定結果が報告されました。
アプリケーション実行開始から約15分後、画面を切り替えるとすでに実行は終了。発表用に作成した入力インターフェースに任意の文章を入力して推論を実行すると、ポジティブ/ネガティブを即時に判定する仕組みが実演されました。
最後に大川からは「GMO GPUクラウド」について「今後もどんどんお客様の声を取り入れて新しい機能を開発する」と宣言。開発中の機能の一部を紹介するなど、No.1のサービスであり続けるために絶えず進化を続けていく姿勢を強調しました。
一連の講演セッション終了後、会場では懇親会が開催され、参加者どうしの活発な情報交換で場内が活気に包まれる中、長時間にわたるセミナーが締めくくられました。
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