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NVIDIA GTCは、AI の中心となる最高峰の開発者向けカンファレンスです。
2025年は3月17日から21日まで、カリフォルニア州サンノゼのSan Jose McEnery Convention Centerおよび周辺会場にて開催されました。
本イベントでは、NVIDIA CEO ジェンスン・ファン氏による基調講演「Keynote」を皮切りに、1,200を超える技術セッション、スポンサー各社による展示などが展開されました。
最大の注目は、やはりジェンスン・ファン氏による基調講演です。
本講演では、「Generative AI(生成AI)」に続く次の潮流として「Physical AI」および「Agentic AI」が強く打ち出されました。AIが身体性を持ち、実世界で動作・推論することを前提とする時代の到来が語られています。
現行世代であるBlackwellに続くGPUロードマップも明示され、「Rubin(2026年)」「Rubin Ultra(2027年)」「Feynman(2028年)」という次世代アーキテクチャの計画が紹介されました。また、推論最適化ソフトウェア「NVIDIA Dynamo」の発表などにより、NVIDIAが学習中心から推論中心のインフラへとシフトしている姿勢も明確に示されました。
「NVIDIA GTC2025」KeynoteにてGPUロードマップが発表
講演の最後にはロボットが登場し、ジェンスン氏と対話を行う演出もあり、「Physical AI」の実現性を印象づけるシーンで幕を閉じました。
「NVIDIA Dynamo」については、当社エンジニア大川が、「NVIDIA H200 TensorコアGPU」を搭載した「GMO GPUクラウド」上で推論を実行したレポートを掲載しています。
GTC2025で発表されたNVIDIA Dynamoとは?-GMO GPUクラウド上で動かしてみた-
展示会場では、「Physical AI」や「Agentic AI」の活用が期待される領域として、「ロボティクス」や「自動運転」が独立したジャンルとして大きく展開されていました。入口ではロボットによる案内、屋外では自動運転車のデモ体験も実施され、来場者の関心を集めていました。
NVIDIAのブースでは、Keynoteで発表された小型PC、ワークステーションからデータセンター用GPUサーバーまでが幅広く展示され、長蛇の列が常にできておりとても盛況でした。
コンシューマー向けGPUであるGeForceシリーズも現地で話題となりました。日本国内では品薄状態のRTX5090およびRTX5080が、キッチンカー形式の特設ブースで定価販売されており、注目を集めていました。
筆者も衝動的にRTX5090を購入。帰国時のトランクはいっぱいで、税関でも追加関税を支払うこととなりましたが、それでも国内より安価に手に入れられたのは大きな収穫でした。
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